雲のおふとんは、おふとんを自分でつくる「手作りキット」です。
滋賀県産の近江真綿(シルク100%)の角綿を手引きすることで、ふわふわのおふとんの中綿になります。
おふとんのサイズは80cm×50cm。
膝掛けや新生児の掛け布団にぴったりのサイズです。
手引きをする時間も大切な時間になりますように…
真綿とは蚕がつくる繭玉を引き伸ばした「絹の綿」のこと。繭玉は蚕が育つ我が家なので快適に過ごせるよう保湿性・保温性に優れ、調湿コントロールもばっちりです。
一本の長い糸から出来ており天然の長繊維で、いわゆる「木綿」とは異なります。
素晴らしい特性を持つこの糸は「いのちの知恵」がつまっており、人間と同じたんぱく質でできているため、潤い成分たっぷりでお肌にも優しいのです。
和晒(わざらし)とは/生地を釜で炊き手間ひまかけて仕上げる、今では少なくなった昔ながらの手法です。ゆっくり時間をかけて、繊維にストレスをかけずに仕上げるため、肌触りがとてもやわらかく風合いが優しいのが特徴です。
ひとえガーゼとは/天然繊維の綿100%を繊細な一重ガーゼ織りで仕上げました。織りから染めまで全て国産の高品質な生地なので、繊細なガーゼ織りにも関わらず、毛玉などができにくく、強度もしっかりしています。吸水性、保湿性に優れており、とにかく軽い仕上がりが特徴です。
まずは、内カバーを敷きます。内カバーは、綿入れ口となる開いている部分の弁を上になるように置くと、後の作業がやりやすいです。
中綿は層になっています。薄くハンカチのようにはがれるところで一枚ずつはがします。
二人で真綿の両橋を持ち、ゆっくりひっぱってください。下に敷いた内カバーより、少し大きめに引き伸ばしていきます。
全ての中綿を引き伸ばし、重ねて行きます。途中、縦と横を入れ替えると均等な厚みになります。
真綿の上にビニールシートを置き、両端から中央に向かってクルクルっと巻いていきます。
巻き終わったら、両端を二人でぎゅっと握ります。
内カバーの綿入れ口から腕を入れて反対側の端を、内側からぎゅっと握ります。
ぎゅっと握ったまま引き出すようにして、ひっくり返します。握った手を離さなければ大丈夫!
平らに広げたら、真綿を隅々まで行き渡るように形をととのえてビニールをゆっくり取り出します。
最後に綿入れ口の弁を内側へ折り込みます。
掛けカバーに入れて完成です。